赤ちゃん・こどもの紫外線対策のおはなし

赤ちゃん・こどもの紫外線対策のおはなし

紫外線ってなに?

太陽光線です。3種類ある太陽光線のうち、UV-A波・UV-B波の2種類が
地球に届いています。UVとは、紫外線を英語で言ったultraviolet
(ウルトラヴァイオレット)
の略なのです。

丸紫外線のいいところ

ビタミンDを生成し、カルシウムを活性化することで骨の成長をうながし、
骨を丈夫にしてくれます。
皮膚をばい菌から守る殺菌作用があります。

電球

適度に日光を浴びることは必要です。

バツ紫外線のわるいところ

紫外線を浴びると細胞のDNAが傷つき、免疫力が低下して体力が落ちる
といわれています。
WHO (世界保健機関) では、18歳までの日焼けが
将来の皮膚がんや目のダメージのリスクを高めるとして警告しています。

電球

繰り返し日焼けをすることには
注意しましょう。

日焼けに注意するために

太陽

4月~9月は一年のうちでも紫外線が強い時期です。
この時期は紫外線対策を心がけましょう。

特に10時~14時は紫外線エネルギーが強いので、外遊びは朝や夕方にしましょう。
屋外では出来るだけ日陰があるところで
遊ばせましょう。
日陰の紫外線量は、日なたの約半分です。

紫外線対策をしましょう

電球大切なのは肌の露出をしないことです。

太陽UVカット効果のある長袖の上着を着る。

目の詰まった布で出来ているもの。
紫外線を反射しやすい白か淡い色のものが良いです。

太陽外出時には帽子を被らせる。

つばが広め、大きめの帽子を選びましょう。

太陽日焼け止めを塗る。

日焼け止めのおはなし

紫外線吸収剤

日焼け止めの主成分は「紫外線吸収剤」と
「紫外線散乱材」の2種類です。

UVケア効果が高く、汗や水に強い「紫外線吸収剤」は紫外線をいったん吸収し、
化学変化させて放出するので、肌への負担が大きくなります。
ベビー用や敏感肌には「紫外線吸収剤不使用」のものを選びましょう。
日焼け止めを塗った日は、入浴時にせっけんでていねいに洗うことが大切。
せっけんで簡単に洗い流せるものを選ぶと、肌に負担がかかりにくいです。

「SPF」と「PA」

日焼け止めの効果はUV-Bをカットする「SPF」(数値)と
UV-Aをカットする「PA」
( +の数)で表されます。

普通の外遊びぐらいならSPA15~20、PA++、海や山などのアウトドアでは
SPF20~40、PA++~+++を目安に塗りましょう。

塗る時の注意

しっかりと紫外線を予防するためには、
2~3時間おきに
塗り直すのが理想的です。

6ヶ月以降のつるつるなお肌には塗ってもOK!耳の裏や首の後ろ、手足の甲は
塗るのを忘れがちな部分なので、気をつけましょう。
塗り薬や虫よけと一緒に使う時は、
塗り薬 ⇒ 日焼け止め ⇒ 虫よけ の順番です。

ベビーちゃんの紫外線対策

大人よりも肌が薄く、外からの刺激に対するバリアが未熟で敏感な赤ちゃんの肌には、
紫外線が浸透しやすいので注意が必要です。
日焼け止めが塗れるようになるまでは、ベビーカーのフードを活用したり、
おくるみやタオルで守ったり、ママの日傘で日陰を作ったりして、
上手に対策しましょう。

iconうっかり日焼けしてしまったら・・・

氷水で冷やしたタオルを軽く絞り、日焼けした部分にそっと当てます。
強くこすったり、シャワーを当てたりすると、表面の皮がむけてしまう場合が
あります。
優しく冷やした後に、安心して使えるベビー用のローションなどを
つけましょう。
痛みが強かったり、湿疹が出来たりした場合には、
皮膚科で適切な処置を受けましょう。